さし木
タネ以外で植物をふやす方法の一つであるさし木を行います。タネをまいて出てくる植物は、タネをつけた植物に似たものは出てきても、ほとんど同じ花や葉そして実にはなりません。それに対してさし木は、同じものができるクローン苗が得られます。つまり「孫悟空のかみの毛」のようなものです。
さし木の方法
花のついていない若い枝をえらびます。その枝を先端から10cmくらいのところの、ふしのすぐ下から切り取ります。そして切り取った枝を、枝の下にある葉っぱをとって、育苗トレイにさします。育苗トレイには、バーミキュライトが入れてあります。
木本植物…くきが木質化して何年も成長し続ける
植物。
草本植物…くきが木にならず、ある程度まで育っ
たら大きくなるのをやめるもの。
バーミキュライト…ひる石とよばれる石を1000
度で焼いて細かくしたもので、殺菌さ
れていて保水、通気性をよくするため
に
利用される。
組織培養
植物の葉、茎そして根などの一部をとって寒天培地で育てることを組織培養とよびます。これにより植物のクローンを作ることができます。
寒天培地…植物を育てるために必要な養分を、
寒天に入れて固めたもの。
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