テッポウユリ繁殖実験
ユリ類は、一般に
ふんきゅう・はっぱのめ・タネ・
リンペン・木子
のいずれかにより繁殖します。テッポウユリは、実用的な繁殖法としてリンペンを利用します。リンペンをさし床に挿して繁殖させる場合には、水やりがむつかしい。そこで、ポリエチレンの袋を用いた培養を行います。
ポリエチレンの袋を用いた培地の作成と培養
市販のポリエチレン袋(25×35cm、厚さ0.02mm)に乾燥したバーミキュライト800mlを入れて培地とします。これに80〜100mlの水を入れて培地を湿らせます。この培地にリンペンを入れてよく混ぜて、空気のスペースを保って輪ゴムで封をします。その後直射日光の当たらない場所(室内)において2〜3ヵ月間培養します。11月(球根が小さいと12月または1月)に鉢やプランタに植えます。うまくいけば6月〜7月に花が咲きます。
リンペンの処理
リンペンのいろいろのところに2〜3本の切れ目を入れて培養をしてみましょう。この場合、子球の数が増えます。
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